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ポリヴェーガル理論③ 見分ける

更新日:2021年8月18日


4つのどれが働いているか

どれが使われているか

使われていたのか

このことに気づくと

それは更に余裕ある状態


自分の神経系と付き合い方が上手になるので

負担かけすぎる前に上手に休めるようになります


休みを貯金するように貯めていくと

枯渇したり疲弊したりする事が少なくなり


身体が無理に神経系 免疫系 内分泌系を酷使して

活力を捻出しなくてよくなり

精神疾患だけでなく生活習慣病の予防につながるのです


そしてこの視点は

自分だけなく周りの人をみわける力になるのです


2017年発刊 浅井咲子著 

神経系エクササイズ より



この視点を持つと

何でなんだろうと思う

他人の行動も違った視点で感じる事も


常にまくし立てるように

怒りに追われているあの人は

「戦闘 逃走モード」のど真ん中にいて

「つながりモード」に移りれないのは

一人の時間で

「休息 消化モード」を確保できない生活か

もしくは

幼少期成長の中で

大切な人との関わりが薄く

腹側迷走神経の発達がなされてなく

「つながりモード」

が発達していない可能性も


この状態が続いていくと

高血圧から脳疾患 心疾患 リスクが

非常に高くなり

いずれは強制休養メンタルの

「こおりモード」に陥るか

疾患から強制的にストップがかかる事も




ヨガクラスの後のお見送りの際

お越しいただいた皆さんが

視線がやわらかで 

表情が豊かで目がいきいきして感じるのは


クラスの時間の中で

しっかりと「休息 消化モード」を過ごされ

スムーズに「つながりモード」

移行できた状態である


この時間は

単なるリラックスだけでなく

神経系 免疫系 内分泌系にも良い働きとなり

精神疾患だけでなく生活習慣病の予防につながっていく

とても大切な時間の実現




自分自身も感じた

親の介護

特に認知症や妄想への対応は

24時間続きます


常に

「戦闘 逃走モード」

気が休まる事も

完全な一人の時間も困難

介護以外にも

しなくてはいけない事山積み

余計に追い込まれる


この状態は

現状がわからなくなっている

親自体にも起きていて

身近な介護者が

「戦闘 逃走モード」でいると

更にお互いの状態が悪化していく


頭のどこかでは理解しているのに

追われて行くほど抜け出せない


これにはまず

介護者の

「休息 消化モード」を少しでも確保

そして

「つながりモード」を持つ

これらは同じ課題を持つ者同士が

スムーズなので

自助サークルが

存在しているのでしょう


苦しい時こそ

ひとりで抱え込まない


まずは少しでも介護サービスや 助けを

受けて

少しでも自分だけの時間を持つこと

好きなだけ寝る

おいしいものを食べる

髪を整えにいく

ドライブにいく


わがままや 贅沢な事ではなく

まずは介護者が

「つながりモード」でいることが

介護を受ける方にも

「つながりモード」でいるための近道

お互いが良い状態でいるために必要な事なんだと

再確認しています


この事は

私が経験していない子育てにも

繋がるのかもしれません



何も特別な状況に追い込まれた人だけでなく

超高齢化していく世界

コロナ渦で流れてくるニュースは

不安を強めるものばかり

自宅でこもっていると

上手く「つながり」を感じにくくなったりします


こんな時だからこそ

一人ひとりが神経パターンやリズムを意識し過ごせることは

何よりも自分への

貢献であり やさしさ

だと思います


自宅で過ごす時だからこそ

「休息 消化モード」を満喫し


こんな状況だからこそ

家族や親しい人と近況を確認しあう

メール 手紙 電話 ビデオ電話

よりその相手の情報が多く入るものが

「つながりモード」になると思います


どんな人も決して一人ではない

この大型連休は

昔ながらの

年末年始のように

自分をいたわり休み

大切な人を想いながら過ごす

そんな期間だと想いすごせたらいいなと感じます








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