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執筆者の写真YOSHIYOGA

七回忌


3月1日

父の七回忌

母と久々に帰省した姉と

お寺さんを呼んで

僧侶の方は

父と仕事で会う機会が多く

仕事をしている頃の

父の様子を聴くことで

働いていて頃の

姿を鮮明に思いだしました

寡黙

真面目

やさしい

辛いこと

嬉しいこと

あまり表に出すことをしない父

幼い頃は

父の足に乗せてもらって

飛行機遊び

軽トラに乗せてもらって

出かけるのが

とても楽しみ

父が大好きで

それを喜んでくれた

成長していく

私たちのために

黙々と働いてくれていた父

人は今に近い感情が

記憶の表層に広がり

懐かしい記憶に

思いを広げにくくなる

近い記憶が

痛み

悲しみ

怒り

印象が強い程

過去の記憶に

たどりつけにくくなる

過去の記憶が

つらいものなら

忘却の果てに放てばいい

幼い頃に

両親に大切にしてもらった

穏やかで

しあわせな記憶

今の心を

穏やかにすることで

懐かしい記憶に

触れることができた

胸に広がる

この穏やかな感覚は

時を超えた

父からの贈り物


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