YOSHIYOGA

1月8日2 分

ヨガと呼吸

プラーナヤーマ

ヨギ(ヨガ行者)は

プラーナヤーマ(呼吸法)を使って自らのプラーナをコントロールし

今この瞬間に留まります

「プラーナ」という語は

サンスクリットで人体を含む森羅万象に浸透する生命のエネルギーや生命力を意味します

興味深いことに

プラーナは同時に呼吸も意味しています

ヨギは呼吸をコントロールすることによって

体内のエネルギーと質を変えることができると考えられています

★サイエンス・オブ・ヨガ p32

私はヨガは「つなぐ」ものとして

つまり身体・心・呼吸をつなげるものとして

どのクラスでもプラーナヤーマを織り込んでいます

ヨガ=アーサナ(ポーズ)ととらえがちですが

柔軟性ばかりに意識を向けたり

難易度の高いポーズを目指しすぎる事は

身体のありようにだけに意識が向き

ヨガの本質から離れ

心の平穏から遠ざけてしまうと思います

2024年のスタート

少し呼吸の基本から振りかえります

人間は毎分12~20回呼吸を行います

その目的は酸素を細胞に届け

二酸化炭素などの老廃物を取り除くこと

意識しなくても

自律神経により呼吸はおこなわれていきます

ヨガでは呼吸をコントロールすることで

あらゆる側面に働きかけます

呼吸が神経系を調整するためのアクセスポイントで

あることは科学的にも明らかになっています

息を吸う(吸気)は

血液が心臓や肺に流れ込み

圧受容器がそれを感知すると交感神経を増大させる

息を吐く(呼気)は

副交感神経活動が増大し

心臓の収縮がわずかながら緩む

プラーナヤーマで呼気を伸ばすとリラックスできるのは

そのため

ストレスが多い現代社会では

このゆっくりとした深い呼吸が

自律神経のバランスを整え

それが

現代病とされる

睡眠障害 血圧コントール

そして何より

メンタルケアにとても重要になるのです

私は子供頃から

鼻が弱く

アレルギーから副鼻腔炎を繰り返していました

鼻が詰まると呼吸も浅く

睡眠も浅くなるので

ヨガの呼吸法と合わせて

クリア(鼻うがい)や

春には花粉症対策

その他は調子に合わせて

副鼻腔炎用の服薬

睡眠前には点鼻薬を使って

その時々に合わせて

鼻腔のケア

つまり呼吸のケアを行っています

呼吸の質がそのまま

睡眠の質へ

ヨガクラスに参加された方々の感想で

よく眠れたというのも

呼吸へのアプローチがうまくできた時の

サインではないかと思います

これからも

少しずつ

ヨガと呼吸のつながり

お伝えしていきたいと思います

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